日本催眠学会の設立経緯

日本催眠学会の設立経緯

日本催眠学会の設立は、藤本正雄先生(元日産生命名誉会長)が起源になります。藤本先生は、日本生命時代に販売心理学を勉強するためにペンシルベニア大学に派遣され催眠学を研究されました。帰国後も催眠研究を継続し、1959年には「催眠術入門」(光文社)を出版され、翌年日本催眠学会を商号として登記し、催眠学の普及活動の拠点とされました。

当時から催眠は、社会生活におけるさまざまな分野で応用されているだけでなく、医学的には、精神医学や心理学の一分野として「こころ」の解明とともに、神経症や心身症などに対する治療、さらには内科、外科、産婦人科、歯科などの医療分野でも活用されていました。

そのような状況を鑑み、催眠とそれに関連する諸科学の研究発展を図るために、1984年11月10日、関園子先生(神奈川歯科大学口腔生理学教授)、鳥居鎮夫先生(東邦大学生理学教授)、多胡輝先生(千葉大学教授)、山下富美代先生(立正大学教養部教授)などの協力を得て、日本学術会議に学術団体として承認され、藤本先生を名誉会長、関園子先生を初代会長として正式に日本催眠学会が設立されました。

翌1985年に関園子先生を大会長として神奈川歯科大学で第1回学術大会が開催され、翌1986年に学会誌である「催眠と科学」誌も創刊されました。

歴代理事長(当初は会長)

初代会長 関 園子(1984~)                         
2代目会長 渡邊日章(1988~)                         
3代目会長→理事長 遠藤俊吉(1994~)                         
4代目理事長 古賀良彦(2003~)                         
5代目理事長 中島 亨(2013~)                         
6代目理事長 木村真人(2018~)                         
初代会長 関 園子(1984~)                         
2代目会長 渡邊日章(1988~)                         
3代目会長→理事長 遠藤俊吉(1994~)                         
4代目理事長 古賀良彦(2003~)                         
5代目理事長 中島 亨(2013~)                         
6代目理事長 木村真人(2018~)